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記事

2024年3月26日

著者:
Reuters

Meta社の監督委員会、表現の自由に対する懸念からアラビア語「シャヒード」の使用禁止をやめるよう同社に要請

[Meta oversight board urges company to end ban on Arabic word 'shaheed] 2024年3月26日

[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

Meta社(META.O)の監督委員会は、[...]「殉教者」を意味するアラビア語「シャヒード」の全面禁止をやめるよう同社に要請した。1年にわたるレビューにより、Meta社のアプローチは「度が過ぎて(overbroad)」おり、何百万ものユーザーの言論を無用に抑圧していた事実が明らかになったことを受けた動きである。

同委員会は、[...] Meta社は最大手のソーシャルメディアであり、明らかに暴力の兆候に結びつく場合、あるいは同社の他の規則に違反することになる場合に限り、「シャヒード」という言葉を含む投稿を削除するべきだとした。

この決定は、中東に関連するコンテンツに対する同社の対応をめぐり、何年も前から続く批判を受けたものだ。例えば、同社自ら委託して実施した2021年の調査では、Meta社のアプローチがパレスチナ人やアラビア語を使用する同社の他のサービス利用者に「人権への負のインパクト」を及ぼしていることが明らかになっている。

このような批判は、10月にイスラエルとハマスの間で戦争が始まって以来、高まりをみせている。人権団体は、ハマスが多くのイスラエル人の命を奪った10月7日の攻撃に続いて、ガザ地区で数万人が犠牲となった戦争を背景に、フェイスブックやインスタグラム上でパレスチナ人を支持するコンテンツをもみ消しているとしてMeta社を非難している。

Meta社の監督委員会は、同様の結論に達したことを報告し、[...]「シャヒード」に対する同社の規則には、この言葉が持つ多様な意味が考慮されておらず、暴力行為の賞賛を目的としないコンテンツが削除される結果となっているとした。

監督委員会のヘレ・トーニング=シュミット共同議長は声明で次のように述べた。「Meta社は、検閲によって安全性が向上でき、実際に向上するだろうと想定して運用を行ってきたが、検閲は一部の人々をひとまとめに疎外する可能性がある一方、安全性は全く向上させないことを証拠が示している。」

Meta社は現在、イスラム過激派組織、麻薬カルテル、白人至上主義組織のメンバーを含む「危険な組織および個人」のリストに指定した人々を「シャヒード」と表現している投稿をすべて削除している。

監督委員会の報告によると、この言葉はこうした組織や個人を賞賛するものであるため、同社は使用を禁止しているという。

ハマスも、同社が「危険な組織」と指定するグループの一つである。

Meta社の広報担当者は、委員会の見解を検討して60日以内に回答すると話した。